～強い思いが将来を作る～
わたしには重度知的障害のあるこどもがいます。この子が生まれてきてくれたお陰で、
様々なご縁を頂戴する事が出来ました。親亡き後のこの子の将来に強い不安を覚えました。
障がいがあっても地域で、生きて欲しい。障がいのあるなしに関係なく、みんなに優しい共生社会であって欲しいという思いは様々な出逢いの中で、どんどん大きく膨らみ 「障がいのある方たちの自立、就労のお手伝いがしたい」と、２００６年に任意団体を立ち上げました。沢山の方にご教示いただき、社会との繋がることの大切さを実感し、２００９年に障がいのある方々の「自立」と「（就労での）社会参加」をめざして特定非営利活動法人ハニー・ビーを設立しました。とは言え、その当時は「企業で働けるように挑戦してみませんか？」とお誘いしても「企業で働く何て無理です！怖くて、ひとりで外に出せない」とお母さんはおっしゃいます。又、受入側の企業さんも企業の中で働ける障がいのある方とは「時計くらい読めて当たり前。電車にひとりで乗れるのも当たり前」そんな感覚なのです。

 

～人の役に立つ喜びを就学中から～
障がいのある方が働くには「当たり前に出来ることができたら、働けるんちゃうかな？！」と気付きました。「将来、働くことで人の役に立つことを就学中から育みたい」という思いから２０１０年豊中市で、小学生対象のグループ支援『マイ児童デイサービス』を個別支援として『アプリコット介護サービス』その後、中高生対象のグループ支援『マイ児童デイサービスはっとり』を設立しました。

 

～寄り添う支援～
様々な体験値を積み重ねていくうちに「働きたいけど生活面でのサポートが必要」「ハローワークでの手続きが煩雑で判らない」等の相談を受ける場所が必要と思い、２０１４年には『相談支援センター　ハニー・ビー』を設立しました。わたしたちは、不安を払拭し体験値を自信に変えて強く生きていく「障がいがあっても働ける」理念を６つの事業で就学中から寄り添いながら歩んでいける体制を作り、あらゆるご相談にお応えできるネットワークを構築してきました。

 

～一人ひとりに強い思いを持って自立を支える就労支援事業所～
このような背景で就労支援事業に取り組むため、２０１７年２月に「就労継続支援事業所B型」を開設し、将来、ご本人が地域社会における自立・自活に向けて、生活の豊かさやゆとり、また潤いが感じられる日々を営むための一助となるよう、思いを持って支えていきたいと考えています。

特定非営利活動法人　ハニー・ビー
理　事　長　　　　八木　　みどり